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はしかは麻疹ウイルスに伝染してかかる病気で、子どもがかかりやすい感染症の一つです。発病から回復までの経過は、大きく3つの段階に分けられます。
◎はしかの典型的な症状
<カタル期>
ふつう、くしゃみやせきなどの空気感染から10日前後の潜伏期間を経て、発熱、せき、鼻水などの風邪に似た症状が現れはじめます。最初、38度前後の熱が3〜4日続き、いったん熱が下がり始めます。
<発疹期>
しかし半日から1日ぐらいで熱は再び上がり始め、最初の数日よりも高くなることがあります。熱とともに4〜5ミリの赤い発疹が、顔から耳の後ろ、胸、おなか、背中から手足の先まで、2〜3日かけて広がります。この時期がいちばんしんどい時期です。
<回復期>
その後2〜3日ぐらいすると発疹は黒ずみ始め、そのころには熱も下がってきます。熱が下がり、元気ならお風呂に入ってもかまいません。ただし熱が下がってからも最低3日は家で過ごすようにしてください(法律で、登園・登校は3日間熱が下がってからとなっています)。また、高熱が続いたあとは体力や抵抗力が落ちていますから、長い時間の外出や繁華街などへのお出かけは、はしかが治ってからも1か月くらいは控えましょう。
◎安静第一で目を離さないこと
「はしかは冷やすな」と聞いたことがあるかもしれませんが、これはまったくの迷信です。高熱が続いたら氷枕などで冷やしてあげましょう。食欲もなくなりますので、水分補給を心がけ、消化のよいものや口当たりのよいものを与える工夫を。フルーツをジュースにしたり、野菜を煮こんでスープにすると、赤ちゃんも飲みやすいかもしれませんね。ウイルス性の病気なので特効薬はありませんが、医師は余病も考慮して薬を処方してくれます。決められた量の正しい服用を守るようにしましょう。
◎合併症に注意しましょう
はしかは合併症にかかることもある病気。高い熱が続く場合は、肺炎を併発していることがありますので必ず医師の診断を受けてください。また脳炎や中耳炎、結膜炎や口内炎なども合併症として起こることがあるので、はしかにかかったら無理をせず安静第一を心がけ、きちんと治るまで目を離さないようにすることが大事です。
◎はしかを予防するには?
ママからもらった免疫効果のある生後6か月までは、はしかにもあまりかからないものですが、その後はこの免疫もだんだん減ってきます。1歳をすぎたら早い時期に予防接種を受けてください。ことに保育園で集団生活をしている場合などは医師と相談して1歳前にでも受けておきたいものです。
さらに1歳未満の頃の予防としては、近所ではしかが流行っているようなときは、赤ちゃんを外に連れて行かないのも対策の一つです。はしかは一度かかると終生免疫ができます。
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