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赤ちゃんとのくらし

こんなときは?

しかる・ほめる … ほどよいバランスは?

◎しかられて一番つらいのは?
けんかして仲良くして他の子をたたいたり、いじめたり、傷つけたり…。だんだんものごとが理解できる年齢(3歳頃)になったら、「いけないこと」はしっかり教えなければなりません。でも生活の様々な場面では、不本意にしかってしまうこともしばしばあります。まだ上手に食べられなくてごはんをこぼしたり、恥ずかしくてお返事できなかったり、ちょっといたずらしてしまったり、そんなときについしかってしまって、後から自己嫌悪を覚えた経験がある方は多いのではないでしょうか? 特に「できないこと」をしかられるのは、子どもにとって一番つらいことです。大人でも、歌が苦手なのに「歌いなさい」と言われ、うまくできなくて責められたりしかられたりしたら、傷つきますよね。子どもならなおさらです。ましてこれらは、しかって直るというものでもありません。

◎子どもの立場を考えて
上手にしかるというのは子どものしつけの問題で、なかなか難しいものですが、ヒントはあります。それは、子どもの立場になって考えてみることです。「そう言われたら、あの子はどう感じるだろうか?」「こんなしかり方をしたら、どう受け止められるだろう?」そう考えてみると、いろんなことに気づくでしょう。「最近よく泣いたりかんしゃくを起こすのは、あの子なりの理由があったんだ」とか、「まだ年齢からいって、できなくても無理もないよね」と冷静に考えられるようになるものです。
親がつい感情的にしかってしまうのは、たまたま疲れていたり、気持ちにゆとりがないときもあるでしょう。あるいは「自分のしつけ方がうまくいっているのか」という焦りがある場合もあるでしょう。しかし子どものしつけは一朝一夕にできるものではありません。そんなときこそ、子どもの様子をじっくりみてあげて、ほめてあげられることを探してみるといいでしょう。

◎何をほめたらいいの?
子どもをほめるといっても、何をほめたらいいのでしょう。たとえば親が「できたこと」ばかりに目をむけて、「よくできたね」とほめていたらどうなるでしょう? この場合、評価の対象になるのは「できた」という結果です。結果ばかりに着目してほめ続けるていると、子どもはなんとか「ほめられる結果」「よい結果」を出そうとがんばってしまうものです。まして親が失敗したときにがっかりした顔をしたり、ほめてくれないのであれば、子どもは「できなければ親に認めてもらえない」と感じてしまうかもしれません。

◎「ほめる」ことと「認める」こと
親が本当にほめるべきなのは、「うまくできなかったけれどがんばった」「失敗したけど最後までやった」など、そういった子どもの「がんばり」の過程そのものなのです。結果は二の次として、がんばってきたことが認められることは、子どもにとって重要なことです。
3歳くらいまでは「できた!」という喜びをたくさん分かち合うといいでしょう。少し大きくなって、ものごとがもっと理解できるようになったら、その子を丸ごと「認める」というふうに接し方を変えていけるといいですね。そして言ってあげましょう。「がんばったね。うまくできてもできなくても、あなたが大好き、あなたが大事」。

※出典『解説版 それでいいよ だいじょうぶ』より (監修 厚生労働省、作成 (財)母子衛生研究会)


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