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プレママ(妊娠期)

プレママサロン

母乳育児のプレレッスン
妊娠期ママのおっぱいは、産後に母乳を出すために、胎児の成長とともに着々と準備を始めています。母乳について妊娠中から予習して、今できることから始めてみましょう!
つわりをスッキリ乗り切るには?

妊娠中に知っておきたい「おっぱいの変化」

妊娠中からホルモンの影響で、さまざまなおっぱいの変化が見られます。きちんとしくみがわかっていれば「こんなになってしまってやだなあ」なんて思うこともありません。「これは病気?」とあわてずにもすみます。ただし、おっぱいの変化にはかなり個人差があり、劇的に変化する人からほとんど変化が見られない人もいます。自分の場合と比べてみて、参考にしてください。

<ホルモンミニ知識>
おっぱいと関係のあるホルモンはこんな働きをしている!
エストロゲン(卵胞ホルモン) 乳腺を発達させる
プロゲステロン(黄体ホルモン) 乳房を発達させる
プロラクチン(乳汁分泌ホルモン) 乳房を発達させる、母乳を分泌させる

●「乳頭が痛む・敏感になる」「乳房がはる・大きくなる」
妊娠が判明したころから、ホルモンの影響で、乳頭が痛んだり、乳房がはってきます。これは母乳を作る乳腺組織や母乳を運ぶ乳管が発達するためです。
胎盤が完成する14〜16週ころから乳房が大きくなり始め、乳頭はより敏感になります。はりは妊娠10か月に最も強くなり、出産後にさらにピークを迎え母乳育児が開始。たまった母乳を赤ちゃんに飲んでもらうとはりが消えるということを繰り返します。
きついブラジャーをしていると乳腺の発達の邪魔になったり、乳頭を刺激して痛んだりしますから、妊娠中は乳房、乳頭を圧迫しないゆったりめのブラジャーをつけましょう。

●「乳頭、乳輪が黒ずむ」
妊娠12週ころから乳頭、乳輪が黒ずみ始め、その後は黒ずみが増します。これはホルモンの影響でメラニン色素が増えることが原因です。メラニン色素は皮膚を丈夫にする働きがあります。赤ちゃんの吸う力はとても強いもの。その吸う力に負けないように黒く丈夫にして、備えているのです。

●「乳頭にブツブツができる」
乳頭部にブツブツが目立つようになってきます。これは、授乳のときに油のような物質を分泌して、乳頭を保護する役割があるモントゴメリー腺というものです。授乳期間が終わると目立たなくなってきます。

●「分泌物が出る」
出産後は母乳と呼びますが、妊娠中に乳頭から出てくるのは、分泌物と呼びます。妊娠後期、早い人はもっと前から、分泌物が出る場合があります。これは乳線が開き、出産後に母乳が出る準備が本格的に始まったという合図です。
この分泌物を放置しておくとかさぶた状になり不潔になってしまいますから、お風呂のときなどにやさしく洗って取り除いておきましょう。あまり刺激しすぎると、子宮が収縮してきますので注意してください。出産後の母乳の出具合は、妊娠中の分泌物の有無と関係はありませんので心配はいりません。

●「副乳が目立つようになる」
副乳という言葉をご存知ですか? 副乳は、胸の2つのおっぱいのほかに、わきの下やおなかなどに、小さなしこりや膨らみとしてある乳房のこと。乳房がたくさんあるなんて不思議な話ですが、ママがまだ胎児のときには、哺乳動物の進化のなごりとして存在し、たいていは成長するにつれて消失します。
ところがこれが残っている場合もあり、ホルモンの影響を受けて妊娠中に目立つようになります。わきの下にあらわれることが一番多いようです。おっぱいと同じようにはりや痛みが出ることがありますが、冷やすことでやわらぎます。
副乳は全ての人にあらわれるわけではなく、また、あらわれていても気づかない場合もあります。

妊娠中からできる母乳レッスン

母乳のために妊娠中から準備できることはあります。できるものからぜひ挑戦してみてください。

●乳房のお手入れ
マッサージ
助産師の指導のもと、妊娠20週ころから、乳頭や乳輪部のマッサージをはじめます。乳頭の先には母乳の出口があります。妊娠中はこの出口はしまっていますが、マッサージをすると開いてきます。
赤ちゃんは乳頭だけでなく、乳輪まで口に含んで母乳を吸います。乳輪が硬いとうまく吸いつけないのですが、マッサージによって乳輪も柔らかくなります。マッサージの方法は通っている産院で指導をうけましょう。

<注意すること>
おなかがはっているとき、はりやすい人はマッサージを行えません。マッサージをしておなかがはってしまったら、すぐにマッサージは中止してください。医師の許可なくマッサージをしてしまうと、早産につながる恐れがありますから注意が必要です。

グッズ
あなたの乳頭はどんなタイプですか? 乳頭が平らな扁平乳頭、乳頭がへこんでいる陥没乳頭の場合は赤ちゃんが母乳を吸いにくいので、少しでも改善するために、マッサージと同時にグッズを利用してみましょう。ただし、これも医師の指示を受けてから。扁平、陥没のタイプの乳頭の人は医師に相談してみましょう。注意事項もマッサージと同じで、おなかがはるなどの場合はやめておきます。

<乳頭吸引器>
乳頭を吸いだすグッズです。妊娠24週ころから医師の許可がでてから、使用します。一度に5回、1日3回ほど吸い出します。

<ブレストシールド>
装着することで乳頭を引き出すグッズです。妊娠24週ころから医師の許可がでてから、使用します。1日1時間装着して少しずつ時間をのばしていきます。

●食生活
ママが食べたものがおなかの赤ちゃんの栄養となり、産後は母乳という形に変わります。おいしい母乳になる食事は、おなかの赤ちゃんにとってももちろんごちそう。今から母乳にもよい食生活を心がけましょう。

<食生活のポイント>
1. 和食中心に 2. 旬の野菜をたっぷりと 3. 高カロリー、甘いものは乳腺炎の原因になるので控える
イラスト イラスト イラスト

こんなときは、我慢しないで病院へ行きましょう

母乳についてお話してきましたが、もう一つとても大切なことがあります。それはママのこころの準備。
母乳の出具合にはかなりの個人差があり、努力をしても残念ながらほとんど出ない人もまれにいます。妊娠中に母乳は絶対に出ると思いこんでいると、産後、そのギャップにこころが悲鳴をあげて、重いマタニティブルーに陥ってしまうケースもあります。
「どうしても母乳でなくちゃ」とがんばりすぎて緊張してしまったり、気持ちが落ち込んでしまうと、ママにとっても赤ちゃんにとってもマイナスです。
ママはできるだけゆったりとおおらかな気持ちで、ベストなこころの状態で母乳育児にのぞんでください。

※監修:浦野晴美先生 医療法人社団 晴晃会 育良クリニック院長



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