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プレママ(妊娠期)

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妊娠中の食生活と体重管理のツボ
妊娠中の体重は増えすぎても、そして少なすぎてもいけないということを知っていますか? ママとおなかの赤ちゃんの健康と安全のために、基本の食生活をマスターし、体重管理のツボをおさえましょう!
妊娠中の食生活と体重管理のツボ

妊娠をきっかけに食生活を見直しましょう

以前に比べ、普通体型の人でもダイエットをする傾向が非常に高くなってきていて、そのため、やせている女性の割合が増えてきました。やせていると、体脂肪が減少するため、卵巣機能が低下し、骨粗しょう症のリスクも高まります。また、朝食を食べないなどの食生活の乱れも、以前に比べて多くなってきています。
そんな食生活が身についた女性が妊娠すると、妊娠前の習慣がそのまま妊娠中も続きがちで、エネルギーや必要な栄養素を十分に取り入れることが難しくなってしまいます。
そこで厚生労働省では「妊産婦のための食生活指針」を平成18年2月に発表しました。まとめた形で紹介しますので、妊娠をきっかけにぜひ食生活を見直してみてください。

1日の食事の摂り方の目安

妊娠初期、中期、末期・授乳期で主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つの項目を1日にどれくらい食べればよいのかという基準が、厚生労働省から発表されました。
それぞれの1日の目安量を、料理例の分量を目安として摂るといいでしょう。また、それぞれの項目についてのアドバイスや注意点もありますので、参考にしてください。

<主食 … ごはん、パン、麺>
主食
妊娠 初期 中期 末期・授乳期
1日分の目安の量 5〜7つ 5〜7つ 6〜8つ
料理例 1つ分 ごはん小盛1杯、おにぎり1個、食パン1枚、ロールパン2個
1.5つ分 ごはん中盛1杯
2つ分 うどん1杯、もりそば1杯、スパゲッティー
主食は食事の柱です。特にごはんは、摂り過ぎがちな脂質は少なくたんぱく質を含むため、おすすめ。献立は、ごはん食を中心に考えていきましょう。

<副菜 … 野菜、きのこ、いも、海草料理>
副菜
妊娠 初期 中期 末期・授乳期
1日分の目安の量 5〜6つ 6〜7つ 6〜7つ
料理例 1つ分 野菜サラダ、きゅうりとわかめの酢の物、ほうれん草のおひたし、ひじきの煮物、煮豆、きのこソテー
2つ分 野菜の煮物、野菜炒め、芋の煮っころがし
不足しがちな野菜は、茹でる、煮る、炒めるなど調理法を変えて、できるだけ摂りましょう。特にほうれん草、かぼちゃ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜は、赤ちゃんの健康な成長に不可欠な葉酸、カルシウム、鉄などを多く含むため、積極的に摂るよう心がけて。

<主菜 … 肉、魚、卵、大豆料理>
主菜
妊娠 初期 中期 末期・授乳期
1日分の目安の量 3〜5つ 4〜6つ 4〜6つ
料理例 1つ分 冷奴、納豆、目玉焼き一皿
2つ分 焼き魚、魚のてんぷら、まぐろといかの刺身
3つ分 ハンバーグステーキ、豚肉のしょうがやき、鶏肉のからあげ
たんぱく質はおなかの赤ちゃんの発育にはかかせません。肉、魚、卵、大豆をバランスよく摂りましょう。また、妊娠中には鉄分が不足して、ほとんどの人が貧血傾向になってしまいます。鉄分の多い食品を積極的に摂りましょう。ただし、鉄分を多く含むレバーは、ビタミンAも多く含み、妊娠3か月までに大量に取りすぎるとおなかの赤ちゃんの成長によくない影響をおよぼすおそれがあるので気をつけて。
おなかの赤ちゃんにとって神経系器官形成のためとなる、いわし、さば、ぶりなどの青魚もおすすめです。魚介類は、水銀の心配がある場合もありますから、1種類にかたよらず、いろいろな種類を取り入れましょう。

<牛乳・乳製品>
牛乳・乳製品
妊娠 初期 中期 末期・授乳期
1日分の目安の量 2つ 2つ 3つ
料理例 1つ分 牛乳コップ半分、チーズひとかけ、スライスチーズ1枚、ヨーグルト1パック
2つ分 牛乳1本分
カルシウムは牛乳・乳製品、大豆・大豆製品、緑黄色野菜、小魚類、海藻、乾物に含まれます。不足しがちなカルシウムをこれらの中からバランスよく摂りましょう。牛乳・乳製品はおなかの赤ちゃんの成長にかかせない良質なたんぱく質を多く含みますからおすすめです。ただし、アレルギー傾向のあるママは、かかりつけの医師に相談しましょう。

<果物>
果物
妊娠 初期 中期 末期・授乳期
1日分の目安の量 2つ 3つ 3つ
料理例 1つ分 みかん1個、りんご半分、かき1個、梨半分、ぶどう半房、桃1個
妊娠中は鉄分が不足しがちになりますが、ビタミンCとあわせて摂ると、鉄分の吸収がよくなります。また、妊娠中は便秘になりがち。果物は食物繊維を多く含むので便秘対策にもなります。

<イラストについて>
※厚生労働省では食事摂取の目安として「食事バランスガイド」を策定しています。 「食事バランスガイド」では、食事バランスを、バランスが悪くなると倒れてしまう「コマ」として表現しています。


妊娠中の体重管理

<体重が少なすぎると起こるトラブル>
妊娠前の女性の間ではダイエットは日常茶飯事。やせているのに、太っていると思い込んでいる女性が大半です。体重が増えすぎるとトラブルが起きることはよく知られていますが、少なすぎてもいけないということが最近注目されてきました。やせているママの体重増加が少ない場合は、子宮内胎児発育遅延(IUGR)、切迫流・早産、貧血のリスクが高くなります。
また、近年、低出生体重児(赤ちゃんの体重が2500g未満)が増えています。ママが元々やせているか普通の体重で、妊娠中の体重増加が7s未満の場合に低出生体重児が生まれるケースが高くなっています。低出生体重児は、将来生活習慣病になりやすいなどの報告もあり、さらにさまざまなトラブルを伴う場合があります。だから、妊娠中のママの適正な体重増加がとても大切になります。

<体重が増えすぎると起こるトラブル>
もちろん、体重の増えすぎも危険です。妊娠中はホルモンの影響で脂肪が蓄積されやすい状態になります。さらに妊娠中は運動不足にどうしてもなりがち。そうしたことから体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのトラブルの原因にもなり、微弱陣痛になりやすいといわれています。
また、体重が増えすぎると産道に脂肪がついてしまい、赤ちゃんが通りづらくお産が長引き、出産時のリスクが高まります。産後に元の体重に戻すことも大変になってしまいますね。

<あなたの適正増加を知ろう>
まずはあなたの妊娠前の体型をチェック
BMI(ボディ・マス・インデックス)であなたの体型を調べてみましょう。

妊娠前の体重(s)÷(身長m×身長m)=BMI

出てきたBMIの数値で、出産までの体重増加の目安、1週間あたりの体重増加の目安がわかります。なお、1週間あたりの体重増加量は、妊娠中期・末期のものです。妊娠初期はつわりがあるため、つわりの度合いなどにより医師の指示にしたがってください。

体格区分 低体重(やせ)
BMI 18.5未満
ふつう
BMI 18.5以上25.0未満
肥満
BMI 25.0以上
出産までの体重増加の目安 9s〜12s 7〜12s 医師の指示にしたがう
1週間あたりの体重増加の目安 0.3〜0.5s 0.3〜0.5s 医師の指示にしたがう
備考   BMIの数値の範囲が広いので、18.5あたりの人は12sを、25.0あたりの人は7sを目安に考えます。 BMI25.0あたりの人の出産までの体重増加のおおよその目安は5sですが、それ以上の人は医師の指示にしたがってください。

おなかの赤ちゃんはたばことお酒が大嫌い

たばこの煙はおなかの赤ちゃんの成長を妨げるので大敵です! ママ自身が吸わなくても、まわりの煙を継続的に吸っているだけでも赤ちゃんには悪い影響となります。なるべくたばこの煙を吸わないように気をつけて。
お酒も赤ちゃんにとっては、悪い影響ばかり。できれば妊娠中、そして授乳中も禁酒を!

※参考資料:厚生労働省『妊産婦のための食生活指針』



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