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プレママ(妊娠期)
> 下半身のマイナートラブル対策
日に日に大きくなっていくおなかの赤ちゃん。おなかが大きくなってくると、幸せと同時に出現するのが下半身のマイナートラブルです。どうしてトラブルがおきるのかと、その対策を紹介していきます。
大きくなった子宮は、腸や膀胱、恥骨、下半身の血管を圧迫し、そのために特に下半身にマイナートラブルがあらわれやすくなります。出産後はほとんどのトラブルが解消されますから、対策を心得て、妊娠期間中は上手につき合っていきましょう。
妊娠線
急激におなかが大きくなると皮膚がひっぱられ、皮膚の下の皮下組織が引き裂かれてしまいます。のびて薄くなった皮膚の下に見えるみみずばれのようなもの、引き裂かれた皮下組織が妊娠線です。妊娠線は体質などにより、できる人とできない人がいます
急激に体重を増やさないことです。おなかが大きくなり始める妊娠5か月ころから、保湿クリームをぬって皮膚の柔軟性を保ちます。一度できてしまった妊娠線は消えませんが、時間がたつと目立たなくなります。
腰痛
妊娠中はおなかが大きくなり重心が前に移動します。移動した分バランスをとるため、腰の筋肉に負担がかかります。さらにホルモンの影響で骨盤や背骨の関節がゆるみ、腰への負担がさらに増します。
日常生活の中で、中腰や前かがみの姿勢は避けるなど、なるべく腰に負担がかからないように気をつけましょう。血行が悪くなると余計に悪化しますから、冬の冷えも禁物。腰を冷やさないように。妊娠経過が順調な場合は、腰周りの血行をよくする妊婦体操もおすすめです。
便秘・痔
大きくなった子宮は腸を圧迫して、腸の働きを妨げます。また、ホルモンの影響で腸の働きが低下します。そのため妊娠中は便秘になりやすく、妊娠前から便秘ぎみだった人は、ますますひどくなる傾向があります。
また、大きくなった子宮に圧迫されていぼ痔になったり、妊娠中はどうしても便秘ぎみになるため、強くいきみすぎて切れ痔になってしまうことがあります。
まず朝食をきちんととり、腸の運動を開始させます。便秘予防として、朝食はもちろん、妊娠中の食生活では、食物繊維、乳酸菌などを多く含む食品をとるようにしましょう。朝食後は、きまった時間にトイレタイム。長時間立ちっぱなしや座りっぱなしなど、同じ姿勢を続けるのは血行を妨げますから避けましょう。下半身浴や、シャワーで肛門を洗い流したりして血行を促すのも効果的。妊娠経過が順調な場合は、ウォーキングや骨盤内の血行を促す妊婦体操も効果があります。症状が改善されない場合は、医師に相談して赤ちゃんに影響のない薬を処方してもらう手もあります。
痔の予防は便秘対策と一緒です。
頻尿・尿もれ
膀胱は子宮のすぐ前にあり、子宮が大きくなるにつれ圧迫されます。そのため、尿をたくさんためることができずに頻尿になります。また、くしゃみをしたときなど、腹圧がかかったときに、膀胱が子宮に圧迫されて尿もれがおきてしまいます。ホルモンの影響で、骨盤底筋がゆるむのも影響しています。
日中はこまめにトイレにいきましょう。就寝前の水分は控えめにすると、夜中に何度もトイレにいかなくてもすむかもしれません。
頻尿も尿もれも産後は解消されます。ただし、出産で膀胱や尿道の筋肉が緩んでしまうと、尿もれはしばらく続く場合もありますが、筋肉の回復や産後の産褥体操でほとんどの場合は改善していきます。
恥骨・股関節痛
出産が近づくと、赤ちゃんが下がってきます。そのため、恥骨や股関節が圧迫されて痛みます。また、出産をスムーズにするため、ホルモンの影響で関節が緩んでくるのも痛みの原因です。
赤ちゃんを産む準備なので、出産後は解消されます。痛みが出てきたらゴールが近づいてきたと思って乗り切りましょう。妊娠経過が順調であれば、妊婦体操で股関節をほぐすと痛みが和らぐ場合もあります。
静脈瘤
大きくなった子宮がおなかにある太い静脈を圧迫し、その下の下半身の静脈の流れが悪くなります。流れが特に悪くなった部分に血液がたまってしまい、こぶのようになります。これを静脈瘤といいます。ホルモンの関係でもできやすいといわれています。
立ちっぱなしは、なるべく避けます。足を高くして寝る、フットバスもよいですね。静脈瘤治療用のストッキングも効果的です。痛みがある、外陰部にできているなどの場合は、医師に相談してください。
足がつる・足のむくみ
子宮が大きくなると下半身の血管は圧迫されて、血が流れにくくなります。さらに妊娠中は体の水分が3割ほど増えます。これらが原因となり、足がつったり、むくんだりします。
足を高くして寝たり、入浴時にマッサージするのも効果的です。塩分をとりすぎるとむくみがひどくなりトラブルの原因となりますから、なるべく塩分は控えましょう。出産後は解消します。
※妊婦体操や産褥体操は、経過が順調な場合のみ、医師や助産婦の指導のもとでおこなってください。
※監修:浦野晴美先生 医療法人社団 晴晃会 育良クリニック院長
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