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赤ちゃんの育ち方

巷野先生の月齢別Q&A

新生児 0〜1か月

Q1
なかなか黄疸が消えないのですが…。
A1
母乳の赤ちゃんの場合、いつまでも黄疸が消えないことがあります。
これは、母乳の中のホルモンが肝臓の酵素の働きを抑えてしまうせいではないかと言われていますが、母乳のためとわかれば、そのまま飲ませてもかまいません。
新生児黄疸の出かたには個人差があって、あまり目立たない赤ちゃんもいれば、相当強く出る赤ちゃんもいます。
全身に黄疸が強く出て尿も黄色くなり、赤ちゃんが元気がないようなときは医師の診断を受けてください。
Q2
おしっこの回数が多いような気がします。
A2
生まれてすぐの赤ちゃんは、まだ膀胱におしっこをためておくことができないために、飲めば反射的に出てしまいます。そのため、1回の量は少ないのに、しょっちゅうおしっこをしておむつをぬらします。
もう少し月齢が進むと、ある程度膀胱にためてから出すことができるようになりますから、おしっこの回数も以前ほどではなくなります。
Q3
ウンチが水っぽく回数も多いのですが…。
A3
生まれたばかりの赤ちゃんは、おしっこだけでなくウンチの回数も多く、お乳を飲む回数と同じくらいウンチをすることもあります。しかし、これも個人差があって、1日に1〜2回の赤ちゃんもいれば、5〜6回、あるいは10回の赤ちゃんもいます。
ただ、一般的には、胎便からふつうの便に移行する生後4〜5日から1週間前後の時期に、下痢がはじまることがあります。お母さんのおなかの中にいたときは赤ちゃんも無菌状態でいられたのに、生後は急速に腸の中にバイ菌が入ってくるために、こういう現象が起こるのだろうと考えられています。
この下痢も1か月くらいにはおさまります。赤ちゃんが元気できげんもよく、体重が順調に増えているようなら心配はないでしょう。
Q4
授乳しようとすると寝てしまい、またすぐ泣き出します。
A4
おっぱいを飲ませはじめるとすぐにウトウトして、そのくせ1時間ぐらいたつと、またおなかをすかせて泣き出すという赤ちゃんはよくいます。まだ吸い方が上手ではないので、少し飲むと疲れて眠ってしまうのでしょう。
こんなときは、赤ちゃんが欲しがるたびに何回でも飲ませてあげましょう。何回も飲ませているうちにだんだんと上手になって、1回にたくさん飲めるようになると、回数も減ってきます。
Q5
授乳のあとゲップがなかなか出ません。
A5
ゲップは、お乳といっしょに飲み込んだ空気です。生まれて間もない頃はお乳の飲み方があまり上手ではないので、空気を飲み込むことが多いのです。
授乳後のゲップの出させ方は、赤ちゃんのおなかがお母さんの肩のあたりにくるように縦に抱いて、前かがみの姿勢をとらせて、背中を軽くたたくとうまくいくでしょう。
それでも出ないときは、しばらくの間、上半身を高くした姿勢で抱っこしていると、自然に気持ちよく出ることがあります。
巷野悟郎 先生
巷野悟郎 先生
1944年東京大学医学部卒
都立府中病院 院長、東京家政大学・聖徳大学児童学科 教授を経て
【現職】
こどもの城・小児保健クリニック 院長
日本保育園保健協議会 会長
(社)全国ベビーシッター協会 会長
【専門】
小児保健学・育児学


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