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赤ちゃんの育ち方

巷野先生の月齢別Q&A

7〜8か月

Q1
おっぱいを飲みながらの添い寝が習慣になってしまいました。
A1
お母さんの胸の中で眠れるのですから、赤ちゃんにとってはこんなうれしいことはありません。しかし、このような飲み方が習慣になると、今度はひとり寝をしなくなってお母さんも困るし、赤ちゃんのほうも寝入りにくくなります。
お乳を飲ませるときは起きて抱っこし、寝かせるときは添い寝をしながらお話をしてあげたり、歌を歌ってあげたりして、おっぱいに代わる“安定剤”を用意してあげてください。
Q2
人見知りをしないのですが大丈夫ですか?
A2
この時期は、おかあさんやおとうさんと他の人との区別ができるようになるので、慣れない他人に対して不安感を持つようになります。これが人見知りですが、一般に人の出入りの多い家庭では、赤ちゃんもそれほど強い人見知りをしないようです。
しかし、他人を見て泣くだけが人見知りではありません。お母さんならニッコリして抱っこをせがむけれど、知らない人にはちょっと表情を硬くする程度のこともあります。
Q3
ハイハイしないで立とうとしています。
A3
赤ちゃんの発達にはいろいろな型があって、ハイハイからつかまり立ち、そしてひとり歩きという順序の赤ちゃんもいれば、ハイハイしないで立とうとする赤ちゃんもいるのです。そしてつかまり立ちをしているうちに、からだの動きも活発になり、それからハイハイをはじめることがあります。
Q4
寝相が悪いので風邪をひくのが心配です。予防策は?
A4
赤ちゃんは暑がりだし、眠っていてもよく動くので、すぐにふとんから出てしまいます。かぜを予防するためには、赤ちゃんを寝かしつけるときは薄着にしておいて、寝ついて1時間くらいたったら汗をふき、ベストやカーディガンなどを1枚着せてあげるといいでしょう。
ふとんを止めるクリップや、はい出てしまわないように寝袋型のスリーパーなどを利用するのもいいでしょう。また、赤ちゃんがふとんから出てしまっても危なくないように、寝具のまわりにはものを置かない工夫も大切です。
Q5
私がそばを離れると大声で泣きわめくので大変です。
A5
赤ちゃんは、泣くとママに抱っこしてもらえる、あやしてもらえる、ということを繰り返して、ママとの関係をつくっていきます。泣いてそばにいたがる、という今は信頼関係をつくっていく過程なのです。ママは大変ですが、ほんの一時期のこと、と割り切って受けとめてあげましょう。ママがいつもそばにいることがわかって安心できれば、だんだん離れても泣かなくなります。
Q6
離乳食をはじめた頃はよく食べていたのに、最近食べる量が減ってしまいました。なぜでしょうか?
A6
8か月くらいの赤ちゃんは、好奇心が旺盛になって、食べることよりも遊びのほうに関心が移ることがあります。離乳食をはじめた頃にくらべて、食欲が落ちたり、食事の量が減ったりします。しばらくたつと、また食べるようになるので、赤ちゃんが元気で体重も増えているようなら心配いりません。無理に食べさせようとすると、かえって拒否してしまいます。離乳食の固さや量を見直したり、食事の雰囲気を盛り上げる工夫をしてみても食べないようなら、30分くらいで切り上げてしまいましょう。
Q7
離乳食がワンパターンで同じようなものばかり。どう工夫すればいいのでしょう?
A7
赤ちゃんにいろいろなものを食べさせてあげたい、というママの気持ちはとても大切なことです。でも、離乳食を特別な食事と考えることはありません。栄養のバランスがきちんととれていて、赤ちゃんの月齢に合った固さになっているなら、たいていのものは大丈夫です。
8か月頃の赤ちゃんは、好奇心が旺盛になり始めます。盛りつけや食器などを今までとは違うものにして、赤ちゃんの関心を食事に引きつけるような工夫をすると、喜んで食べることがあります。
赤ちゃんが「食事の時間は楽しいな」と思えるように、「おいしいね、いっぱい食べてえらいね」と話しかけてあげると、赤ちゃんもママの気持ちを感じとるものです。
Q8
寝返りやハイハイをあまりしません。肥満が原因ですか?
A8
運動発達の段階での「寝返り」と「ハイハイ」は、「首のすわり」「おすわり」「つかまり立ち」とは違って、からだの動きです。したがって、衣服を着せすぎたり、体重の重い赤ちゃんは遅れることがあるし、ときには省略してしまうこともあります。薄着にして、からだを動かしやすくしてあげることは大切ですが、ダイエットまでは必要ありません。赤ちゃんの肥満は異常ではないし、将来の肥満とも関係ないからです。
ふだんの赤ちゃんの動きに、ママがちょっと手をかしてあげるようにしましょう。
巷野悟郎 先生
巷野悟郎 先生
1944年東京大学医学部卒
都立府中病院 院長、東京家政大学・聖徳大学児童学科 教授を経て
【現職】
こどもの城・小児保健クリニック 院長
日本保育園保健協議会 会長
(社)全国ベビーシッター協会 会長
【専門】
小児保健学・育児学


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